作品No | iw-02196 |
作品タイトル | 教室の子供たち |
ふりがな | |
製作会社 | 岩波映画製作所 |
スポンサー | 文部科学省 |
製作年 | 1954年 |
月 | - |
日 | - |
分数 | 29分 |
色 | 白黒 |
カテゴリー | 記録映画・教育映画・教育・学校教育・小学校教育・学習指導・ドキュメンタリー |
シノプシス | この映画は文部省委託で現職教員用として製作された。東京のある小学校2年生のクラスで、子らのありのままの様子、表情をカメラがみつめ続ける。授業、休み時間、給食、グループ作業、放課後の戸外の遊びなどで自然に見せる表情や態度は如実に子らの心とその変化をうかがわせる。元気で人気がある子、身体が弱く注意集中できない子、発達不良で引っ込み思案の子、学習熱心でもワンマンな子、グループ活動に加わるのに気後れしてしまう行儀のよい子も、違う場面や人間関係、教師の配慮によっては違う表情を見せる。カメラが捉えた姿は、学習指導の前提となる子供への理解の一助となる。 撮影場所は東京・墨田区の町工場地帯、時代は敗戦から10年たたない昭和20年代末。高度経済成長で大きく変わる以前の、生活様式や景観、服装、教師や児童の言葉づかい、なども色濃く記録されている。 |
映像内容 | 正味 00’50~29’13(28’23) 企画・製作 文部省 製作担当 岩波映画製作所 製作年 1954年(昭和29年) 1955年 教育映画祭最高賞 1955年 ブルーリボン賞 1955年 キネマ旬報ベストテン第3位 1955年 映画旬刊ベストテン第3位 撮影年月がわかる関連映像 なし 撮影場所がわかる関連映像 手書き地図(18'12~) ●楽しそうな表情で登校する子、 東京墨田区の町工場地帯 (瓦屋根の家々と町工場煙突群 ふかん ロングパン) 学校のコンクリート校舎 ●始業時間前、 登校する子ら、道ですれ違う汚穢車 教室内、思い思いに過ごす子 ●教習生(実習生)が授業 朝の挨拶、教習生の話を無視し集中しない子ら ●職員室内 教習生と先生 ●授業 厳しく指示、叱る男の先生、萎縮した表情の子ら ●身体検査の時間 上半身裸の男女児童 ●授業中 子どもの反応、表情、元気な子、 ●知能検査、答案用紙に書き込む子 ●給食 当番の子がおかずを取り分ける ●授業や休み時間にみせる個性と表情 発言したくても手を挙げる勇気がない子 学習に興味なくひとりぽつんと静かな子 遊びたいのに皆の中にとび込めない子、馬跳び遊びを脇で見る ●小学校区の手書き地図 (墨田区墨田付近 北東西三方を荒川と隅田川に囲まれた一帯 墨田小学校や東武伊勢崎線鐘ヶ淵駅がある) ●先生が家庭訪問 ●子どもたちのグループ活動(展覧会の用意) 小グループ毎に相談し協同作業 ワンマンな子のいるグループ、円滑に協同作業するグループ 中には普段と違う表情をみせる子、 消極的な子も親切な子のいるグループで打ち解ける 友人関係を絵にしたソシオグラム 作ったものを教壇でグループごとに発表 ●職員室、自席で答案を調べる先生、行動の記録(個人のグラフ) ●学芸会 クラスで器楽合奏と合唱を発表する <昭和20年代または高度経済成長以前の特徴を示す映像> 煙吐く工場煙突群、バラック住宅、汚穢車(下肥桶を運ぶリヤカー)、木製の机、椅子、木製の身長計、髪型、金ボタンの学童服、 学芸会、数人で馬跳び(子供の遊び)、めんこ遊び、など |
スタッフ | 制作:小口貞三 監督:羽仁進 脚本:羽仁進 撮影:小村静夫 |
受賞歴 | 第6回ブル-リボン賞 教育文化映画賞・1954教育映画祭最高賞 |
言語 | 日本語版 |
画面サイズ | |
ノンフィルム | |
文献情報 | |
備考・関連情報 | |
参考画像 | |
原版 | 35mmネガ |
試写 | ○ |
素材提供 | お問い合わせください |